スーパーやドラッグストアの棚にずらりと並ぶ洗濯洗剤。 「香りが良さそう」「CMで見たから」「特売で安かったから」 そんな理由でなんとなく選んでいませんか? この記事では、後悔しないために知っておきたい、買ってはいけない!洗濯洗剤の特徴を解説。さらに、利用者が増えている「ドラム式洗濯機」における正しい洗剤の選び方など詳しく掘り下げていきます。
買ってはいけない!洗濯洗剤の特徴
白いワイシャツや体操服をより白く見せるために配合されているのが「蛍光増白剤」です。これは汚れを落とす成分ではなく、紫外線を吸収して青白く光らせることで、黄ばみを目立たなくする「染料」の一種です。これをパステルカラーの淡い色の洋服、麻素材などの自然な風合いが特徴の衣類に使ってはいけません。
ベージュのチノパンや、オーガニックコットンのTシャツを洗う時に蛍光増白剤入りの洗剤で洗うと、本来の色味が損なわれ、変に白っぽく変色してしまいます。パッケージを見て「蛍光増白剤」の表記があるか必ず確認しましょう。
デリケートな衣類に「漂白剤」・「弱アルカリ性」
洗浄力を高めるために、洗剤自体に漂白剤が配合されているものや、液性が「弱アルカリ性」のものがあります。これらは皮脂汚れや泥汚れには強力な効果を発揮しますが、ウールやシルク、おしゃれ着などを洗うのには適していません。
ニットやブラウスなど、デリケートな素材を洗う場合は繊維を傷めたり、縮みの原因になったりします。これらの衣類には必ず「中性」と表記されたおしゃれ着洗剤を選ぶ必要があります。普段着とデリケート着を分けずにまとめて洗ってしまう人は、洗浄力の強すぎる洗剤をメインにするのはリスクがあります。
香りが強すぎる「高残香タイプ」
近年、柔軟剤だけでなく洗剤自体にも強い香り成分を含ませた製品が増えています。香りは洗濯の楽しみの一つですが、度が過ぎると香害となり、周囲の人に不快感などの健康被害を与える可能性があります。 職場や学校、満員電車など人と接する機会が多い場合で、自分の中では良い香りだと思っていても、周囲にとっては悪臭となることがあります。
また、飲食店や医療機関など、香りがマナー違反となる場所へ行く際も避けるべきです。強い香料は化学物質過敏症の引き金になることもあるため、敏感な方は無香料や微香タイプを選ぶのが賢明です。
肌が弱いのに「合成界面活性剤」を使用
洗剤の主成分である「界面活性剤」には、植物由来のものや石油由来のものなど、様々な種類があります。一般的に、洗浄力が非常に高い高級アルコール系などの合成界面活性剤は、すすぎ残しがあった場合に肌への刺激となることがあります。
アトピー性皮膚炎の方や、肌のバリア機能が未熟な赤ちゃんの衣類を洗う場合、洗浄力重視の洗剤は繊維に残留した成分が肌トラブルを悪化させる恐れがあります。「無添加」や「皮膚刺激性テスト済み」などの表記があるものや、純石けん分を主成分としたものを選ぶと安心です。
ドラム式洗濯機で買ってはいけない!洗濯洗剤とは?
実は、ドラム式洗濯機には「相性の悪い洗剤」が存在します。これを知らずに使い続けると、せっかくの高性能な洗濯機を台無しにしてしまうかもしれません。まず、買ってはいけない洗濯洗剤として挙げるのが泡立ちの良い洗濯洗剤です。縦型洗濯機はたっぷりの水で洗いますが、ドラム式は少ない水で衣類をたたき洗いする仕組みです。
そのため、泡立ちの良い洗剤を使うと、ドラム内が泡で埋め尽くされてしまいます。 これにより、洗濯時間が延びたり、余計な水を使ったりして、ドラム式のメリットである節水・時短効果が失われます。
溶けにくい粉末洗剤
粉末洗剤は一般的に液体洗剤よりも洗浄力が高いと言われていますが、ドラム式で使用する際は注意が必要です。ドラム式は水量が少ないため、特に冬場の冷たい水では粉末洗剤が完全に溶けきらず、洗剤の粒が衣類に残ったり、排水ホースに蓄積して詰まりの原因になったりするリスクが高まります。
もし粉末洗剤を使いたい場合は、あらかじめぬるま湯で溶かしてから投入するなどの手間が必要になります。手軽さを求めるなら避けた方が無難です。
黒ずみ対策がされていない洗剤
ドラム式洗濯機のユーザーからよく聞かれる悩みが「タオルが黒ずんでくる」というものです。これは、少ない水で洗うことによって、一度落ちた汚れが再び衣類に戻ってしまう「再汚染」が原因で起こりやすい現象です。再汚染防止剤(移り染み防止成分など)が配合されていない、安価な洗剤や洗浄力の低い洗剤を使い続けると、衣類全体が徐々に灰色っぽく薄汚れていきます。
節水能力が高いドラム式だからこそ、少ない水でも汚れを水中に分散させ続けられる高性能な洗剤が必要です。
ドラム式洗濯機におすすめの洗剤の選び方
では、ドラム式洗濯機の性能を最大限に引き出し、衣類をきれいに保つためにはどのような洗剤を選べばよいのでしょうか。まずは「ドラム式専用」または「泡切れが良い」表記があるものです。メーカー各社から発売されている「ドラム式専用」の洗剤は、泡立ちを抑える成分調整がされています。
また、専用でなくても「低発泡」「泡切れが良い」「すすぎ1回OK」と書かれている液体洗剤であれば、ドラム式でも快適に使用できます。泡が少ないことで、たたき洗いの力がダイレクトに伝わり、洗浄力を発揮できます。
高濃度の液体洗剤・ジェルボール
ドラム式は使用水量が少ないため、少量でも洗浄効果を発揮する「濃縮タイプ」の液体洗剤が適しています。最近主流の濃縮洗剤は、再汚染防止機能も強化されているものが多く、黒ずみ対策にも有効です。 また、「ジェルボール」もおすすめです。
ジェルボールは計量の手間がなく、泡立ちもコントロールされており、何より「水分が少ない(有効成分が高濃度)」ため、水量の少ないドラム式との相性が抜群です。
まとめ
買ってはいけない!洗濯洗剤とは、製品そのものが悪いということではなく、「あなたの洗濯環境や洗う衣類に適していない洗剤」のことです。パッケージのキャッチコピーだけでなく、裏面の「液性」や「成分表示」をチェックする習慣をつけるだけで、洗濯の失敗は激減します。今まで悩んでいた問題が解消され、毎日の洗濯がより快適になるはずです。



